[12/15発行]Malaria No More Japan Newsletter Vol.6
2018年12月15日発行 第6号
世界のゼロマラリア
11月19日、モザンビークで世界保健機関(WHO)の「2018年世界マラリア報告書(World Malaria Report 2018)」が発表されました。同報告書では、マラリアをめぐる進歩と危機という、相矛盾する状況が報告されることとなりました。
多くの国でゼロマラリアに向けた前進が見られた一方で、その動きが停滞傾向にあることが指摘されました。報告書では政治的、科学的、財政的な貢献がマラリアのない世界を実現するためのこれまでの成果をさらに推し進めるには、「今しかない」ことが強調されました。
「マラリアによって誰ひとり亡くなるべきではありません。しかし今日、マラリア対策の進捗が行き詰まることにより、マラリアに苦しむ人を減らすためのこれまでの長年の努力や投資、成果が水の泡になってしまうというリスクを抱えています」とWHOのテドロス・アダノム事務局長は発表の際に述べました。
同日発表された各国主導のマラリア対策計画「高い疾病負荷から高い効果へ(High Burden High Impact programme)」は、人々の健康を守るための活動を拡張する、というWHOの戦略的ビジョンに沿ってマラリアの症例や死亡が最も多い国々を支援するもの。「既存の治療法で完全に治すことができる疾病によって死ぬ人がいるべきではない」、という原理に基づいて策定されました。
マラリア・ノーモアは、世界中のマラリア関係者・機関と連携し、今後もWHOの報告書などを踏まえた活動を展開していきます。
報告書はこちら→http://www.who.int/malaria/publications/world-malaria-report-2018/report/en/
日本のゼロマラリア
【ドメインが変わりました!】mnmj.asiaからmalarianomore.jpへ
9月10日付でMalaria No More Japanではこれまでのドメインmnmj.asiaよりmalarianomore.jpへ移行しました。今後1年間はmnmj.asiaのドメインは使用可能ですが、順次修正されることになります。
ご理解のほどどうぞよろしくお願いいたします。
【10/19】長島美紀理事、世田谷ワイズメンズクラブ10月例会でゲストスピーチ「ゼロマラリア」
これまでZEROマラリア2030キャンペーンにも賛同、ご協力いただいている東京ワイズメンズクラブ(青少年育成団体である「YMCA」の活動を支援することを第一の目的として、地域・国際社会に奉仕する国際的なボランティア団体)でMalaria No More Japan理事である長島美紀がゲストスピーカーとして東京・世田谷区で開催された例会に参加。マラリアについて、それからZEROマラリア2030キャンペーンについて紹介。その後参加者と活発な意見交換が行われました。
イベントカレンダー(10/16-12/31)
10月 企業向け研修に水野登壇2回
12月 企業向け研修2回
事務局の動き(10/16-12/31)
10月24-5日でMalaria No More本部よりアジア局長来日、事務局と打ち合わせのほか、グローバルヘルスにかかわる外部団体関係者の方とのクローズドセッションが行われました。
この打ち合わせを受け、は12月下旬にかけてMalaria No Moreの事業実施先であるインドを訪問、現地で連携の可能性について協議する予定です。
- 11月27~28日GFAN2019年戦略計画会議会@バンコク参加
- 12月後半 インド視察(予定)
サポーター募集 ゼロマラリア達成に参加しよう!
マラリア・ノーモアではゼロマラリア達成に賛同し共にアクションを起こす個人・団体を募集しています。サポーターとして登録することで、ゼロマラリアを達成するという国際社会の約束に参加しませんか?
情報を受け取る
メルマガを受け取る
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSf8sheO0M2eyUUdAFcd_XyRVobU7cm8w1nbmI5JBAIqqEZYtw/viewform
毎月のサポーター会員になる https://www.kifukara.jp/form/mnmj/monthly/
不定期の寄付をする https://www.kifukara.jp/form/mnmj/once/
事務局より
世界マラリア報告書では残念ながらゼロマラリアへの道のりが岐路に立っていること、さらなるコミットメントの強化の重要性が指摘されました。Malaria No More Japanはひきつづきゼロマラリア達成のための日本およびアジアからメッセージを発信したいと考えています。ぜひご支援どうぞよろしくお願いいたします。