古典芸能から感染症を考える~狂言「梟」の現代性~

11月26日、「グローバルヘルス合同大会2023」で、Malaria No More Japanは、共催セッション「古典芸能から感染症を考える~狂言「梟」の現代性~」が開催されました。

ZEROマラリア2030キャンペーンの一環として開催された本セッションでは、座長をMalaria No More Japanの理事でもある狩野繁之・国立国際医療研究センター研究所 熱帯医学・マラリア研究部長が務め、概要を紹介、その後同じく理事の長島美紀より、ZEROマラリア2030キャンペーンの紹介と今回上演する狂言「梟」の持つ、現代性について紹介が行われました。

室町時代から変わらぬ演目・演出で上演されてきた古典芸能「狂言」の「梟」は、山から「物怪(もののけ)」に取り憑かれて戻ってきた弟の容態を見てもらうよう、山伏(=修行僧/祈祷師)に頼むのですが、、、

同作品は、何かわからないもの(=感染症)になすすべもなく右往左往した、2020年の世界の様相を思い起こされるものとして、新型コロナウィルス感染症によるパンデミックが起きた当初、その現代性が指摘された作品でもあります。

セッションは狂言方の2大流派の一つ「大藏流」宗家25世大蔵彌右衛門の次男であり、狂言の舞台を中心に現代劇や映画などでも幅広く活動する能楽師の大藏 基誠(おおくらもとなり)氏を迎え、上演されました。大藏さん演じる威厳のある山伏の狼狽ぶりや、物の怪の奇声を発する弟の仕草に、上演後、観客から大きな拍手が送られました。

Malaria No More Japanでは、ZEROマラリア2030キャンペーンの一環として、日本の古典芸能を通じたマラリアの情報発信於行っています。