4/17開催「気候と健康に関するプレTICADサミット」
特定非営利活動法人Malaria No More Japanは、Malaria No More USとともに、アフリカにおける気候変動に対する強靭で持続可能な保健システムの構築を目指し、日本のODAなどの支援の枠組みに沿って、気候変動と保健の課題に対する日本のコミットメントと投資をTICAD 2025に向けて発信するハイレベル会合をおよびレセプションを開催しました。
開催に当たっては、マラウイよりクムビゼ・カンドド・チポンダ保健大臣が対面で参加され、マラウイの保健課題、とりわけ温暖化が原因で被害が甚大化するサイクロンが多くの人の人命を奪うだけではなく、感染症の流行に影響を及ぼしたことを、具体的に紹介、民間企業のテクノロジーやデジタル技術を活用した課題解決の可能性を訴えました。
当日プログラムはこちらから
■ 開催日
プレTICADサミット:2024年4月17日(水)午後2時~5時30分
レセプション: 2024年4月18日(木)午後6時~8時
■ 会場
4月17日 TKP赤坂カンファレンスセンター(赤坂パークビル 13階)
4月18日 レセプション会場:THE GRAND GINZA( GINZA SIX13階)
■ 主催
認定NPO法人Malaria No More Japan
Malaria No More US
■ 共催
日本国際交流センター/グローバルファンド日本委員会(JCIE / FGFJ)
Health Finance Coalition(HFC)(パネル2)
■ 協力
Triple I for Global Health(グローバルヘルスのためのインパクト投資イニシアティブ) (パネル2)
■ 当日プログラム
14:00 歓迎の挨拶
認定NPO法人Malaria No More Japan理事長 神余隆博
14:10 問題意識の共有「気候変動が人間の健康に及ぼす重大な脅威」
Malaria No More CEOマーティン・エドルンド
14:20 基調講演「マラウイにおける気候変動による影響の認識とその対応」
マラウイ保健大臣 クムビゼ・カンドド・チポンダ
(H.E. Mrs. Khumbize Kandodo Chiponda, MP, Malawi Minister of Health)
14:30 日本のアフリカへのコミットメントの概要と進捗状況
外務省アフリカ部・国際協力局参事官 斉田幸雄
14:40 パネルディスカッション1
「気候変動による健康への影響:その重大性と解決策」
日本とアフリカ連合を含む気候と保健に関する専門家と共に、気候変動が人間の健康に及ぼす影響について議論し、実行可能な解決策を提示する。本パネルは、2025年開催予定のTICAD Ⅸに向けた議論の土台を築き、気候と健康問題への取り組みへの投資への理解とその重要性を共有することを目的とする。
モデレーター:朝日新聞「with Planet」編集長 竹下 由佳
スピーカー:
- マラウイ保健大臣 クムビゼ・カンドド・チポンダ閣下
- 衆議院議員/日本・AU友好議員連盟 事務局長 牧原秀樹
- グローバルファンド 気候・環境シニア・アドバイザーSeon Mi Choi (オンライン参加)
- 長崎大学プラネタリーヘルス学環 教授、Future Earth国際事務局 日本ハブ事務局長 春日文子
- 公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES)サステイナビリティ統合センターリサーチリーダー エリック・ザスマン(オンライン参加)
- 特定非営利活動法人アフリカ日本協議会 共同代表 稲場雅紀
- 独立行政法人国際協力機構 人間開発部審議役 牧本小枝
15:30 パネルディスカッション2
「民間セクターの投資:ヘルス・ファイナンス・コウリションとトリプル-I」
本セッションでは、アフリカの気候変動による健康問題に対する解決策への資金提供における民間セクターの役割に焦点を当てる。 民間セクターの投資家や投資エコシステム関係者とともに、このディスカッションでは、日本の民間セクターが世界の保健分野で果たしているリーダーシップの役割に焦点を当てる。
モデレーター:渋澤健(コモンズ投信株式会社 会長 シブサワ・アンド・カンパニー株式会社 代表取締役)
スピーカー:
- 内閣官房 健康・医療戦略室次長(兼国際保健担当大使)鈴木秀生
- アジア・アフリカ・インベストメント&コンサルティング(AAIC)東アフリカディレクター 石田宏樹
- SORA Technology 株式会社取締役 梅田 昌季
- アフリカ開発銀行 アジア代表事務所長 河西 修
- 独立行政法人国際協力機構 民間連携事業部 海外投融資第二課 課長 壽楽 正浩
16:10 休憩(5分)
16:15 パネルディスカッション3
「アフリカにおける気候変動と健康の脅威に立ち向かう日本のイノベーション(媒介性感染症編)」
本セッションでは、気候変動と健康の関連性に取り組む日本の革新的なソリューションを紹介し、気候変動の影響が顕著になりつつある媒介性感染症との闘いにおける日本のリーダーシップを強化するため、その課題と好機を探る。日本の民間企業の製品や技術が、アフリカにおける疾病対策や健康の公平性の実現にどのように貢献できるかを中心に、議論する。
モデレーター:公益財団法人 日本国際交流センター 執行理事、グローバルファンド日本委員会事務局長 伊藤聡子
スピーカー:
- 住友化学株式会社 生活環境事業部 主幹 石渡 多賀男
- シスメックス株式会社事業戦略本部国際協力事業グループディレクター蛭田嘉英
- 栄研化学株式会社販売推進室販売推進三部 部長 副島隆浩
- 花王株式会社研究グループリーダー 難波綾
- 長崎大学大学院 熱帯医学・グローバルヘルス研究科教授 皆川昇
17:15 TICAD9に向けて今後の取り組み
Malaria No More CEOマーティン・エドルンド
17:30 閉会