【日本初】田辺陽・関西学院大学理工学部教授らのグループが、除虫菊の天然殺虫成分の完全化学合成に成功

1月24日付の紀伊民報で、関西学院大学理工学部化学科の田辺陽教授らの研究グループは、日本が世界をリードするピレスロイド系殺虫剤のルーツである「天然ピレトリン」計6種の完全な化学合成に成功したことが、アメリカ化学会のジャーナル「The Journal of Organic Chemistry」のEarly Viewに掲載されたことを報じました。

記事より

環境調和型の天然殺虫剤の化学生産が可能になれば、天候に左右される除虫菊の栽培をカバーするだけでなく、六つの成分のブレンドも自在にできることになります。これが、品質管理上重要となります。
今回の研究成果は特許化しておらず、世界中の化学者が自由に利用できます。関西学院のスクールモットーである”Masterey for Service”(奉仕のための練達)、言い換えれば、さらなる社会貢献に結びつくことが期待されます。

紀伊民報記事はこちら→ https://www.agara.co.jp/article/44160