9th Asia Pacific Leaders’ Summit on Malaria Eliminationに参加
2025年6月16日と17日の両日、インドネシア政府は、アジア太平洋リーダーズマラリア連合(APLMA)と協力し、インドネシアのバリで第9回マラリア制圧アジア太平洋リーダーズサミットを開催。インドネシア共和国のブディ・グナディ・サディキン保健大臣がホスト役を務めAPLMAの特別顧問であるスシロ・バンバン・ユドヨノ前大統領閣下もご臨席されました。本会議には、Malaria No Moreから1名参加しました。
“Unity in Action, Towards Zero Malaria “をテーマとするこのサミットは、政治指導者、専門家、関係者が一堂に会し、2030年までにアジア太平洋地域全体でマラリアを制圧するという共通の決意を再確認する機会となりました。保健システムの強化や公平に資源を動員するための革新的な戦略にフォーカスし、アジア太平洋地域全体でマラリアに取り組むための統一的なアプローチ:強力な政治的リーダーシップ、地域協力の強化、持続可能な資金調達という3つの重要分野を中心に議論がなされました。
初日は、世界のマラリア専門家による技術セッションが行われ、マラリア対策と制圧のための最新のエビデンス、革新技術、戦略に焦点が当てられた。2日目には、EDENイニシアティブ(Ending Malaria and other Climate-Sensitive Vector Borne Diseases through Enhanced Regional Partnerships)を含むマラリア制圧に向けた取り組みへの共同出資や持続可能な複数財源による資金調達ソリューションの機会を探るため、ハイレベルの閣僚級対話が行われました。
最後に、議長ブディ・グナディ・サディキン インドネシア保健大臣より以下の声明が発表されました。
- インドネシアのマラリア撲滅イニシアティブ(ICMI)の立ち上げや、国境を越えた協力に関するインドネシアとパプアニューギニアの共同行動計画など、国や二国間の主な行動を強化する。
- 国内投資、協調的な資金動員、アジア開発銀行 (ADB)のようなパートナーとのEDEN諸国の関わりを通じて、マラリアの資金ギャップを埋めるための地域の努力を反映する。
- 気候関連リスクへの対応、人獣共通感染症マラリアや薬剤耐性への取り組み、地域協調の強化など、共有されている優先事項を強化する。
- 本声明は、2030年までにマラリアを制圧するという目標を達成するために、世界と民間セクターからの持続的な支援を求める。