第42回マラリア談話会開催(第94回日本寄生虫学会大会サテライトミーティング)

「マラリア談話会」は、日本の寄生虫学者が政府のマラリア対策計画に効果的・効率的に協力していく方法を話し合う会として、1980年以降、日本寄生虫学会大会のサテライトミーティングとしてほぼ毎年開催されてきました。

今回は、Malaria No More Japanのゼロマラリアに向けた取り組みを紹介するとともに、本年開催予定のTICAD IXを前に、これまでの日本の官民連携によるマラリア対策を振り返り、解決すべき現状課題とTICAD IXに向けた期待について考える良い機会となりました。

*アフリカ開発会議(TICAD:Tokyo International Conference on African Development): 日本が主催するアフリカの開発をテーマとする国際会議(国際連合・国際連合開発計画・アフリカ連合委員会・世界銀行との共催)。第1回TICADが開催された1993年以降、日本はアフリカにおける“人間の安全保障”を実現するために、国際保健分野の支援を行い、特に近年ではユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の推進を提唱し、その支援を推進してきました。第5回TICAD(2015年)以降は、“アフリカの成長”をキーワードに、「日本とのビジネスパートナーとしてのアフリカ」という側面から、現地における人材育成や保健システム強化など健康管理の技術支援なども展開してきています。2025年8月20日~22日 横浜で第9回アフリカ開発会議(TICAD IX)が開催される予定。

  • 日時:2025年3月17日(月) 18:00-19:00
  • 場所:大阪大学医学部(吹田キャンパス)
  • テーマ:TICAD IXに向けて~アフリカ“ゼロマラリア”への日本の実践~
  • モデレーター:狩野繁之(Malaria No More Japan理事)
  • 登壇者:
      • 長島 美紀(Malaria No More Japan理事
      • 石毛 郁治(Malaria No More Japan専務理事)
      • 小西 綾(シスメックス株式会社 診断薬エンジニアリング本部 主任研究員)
      • 中村 由紀子 (同 事業戦略本部 シニアプランナー)
      • 藤谷 健(朝日新聞with Planetシニアエディター)
  • 世話人:
      • 狩野 繁之 (国立国際医療研究センター(NCGM) 研究所 熱帯医学・マラリア研究部長)
      • 小林   潤 (琉球大学 医学部保健学科長/大学院保健学研究科長)